口唇口蓋裂治療 日越の絆 愛知学院大・夏目教授 首相夫人らと現地で交流会
口唇口蓋裂治療 日越の絆 愛知学院大・夏目教授 首相夫人らと現地で交流会
夏目教授(後列左から2人目)らが治療した子どもたち
と交流を深めた安倍昭恵さん(同3人目)とグエン保健相(同4人目)=ハノイ市内で(夏目教授提供)
生まれつき唇などが裂ける病気「口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)」の治療でベトナム支援を続ける愛知学院大の夏目長門(ながと)教授らが17日、安倍晋三首相夫人の昭恵さんのベトナム訪問に合わせハノイ市内で開かれた交流会に招かれた。治療を受けた現地の子どもたちが昭恵さんに感謝の花束を贈り、昭恵さんは夏目教授らの支援活動をたたえた。(室木泰彦)
日本口唇口蓋裂協会(本部・名古屋市)事務局を担当する夏目教授らは25年間、ベトナムの子どもたちを無償で手術するなど支援。昨年10月にはベトナムのグエン・ティ・キム・ティエン保健相が愛知学院大を訪れ感謝を伝えた。
夏目教授によると、今回はグエン保健相が、日本とベトナムの民間交流の象徴として、治療を通じた絆の深さを昭恵さんに紹介しようと交流会を企画した。
交流会では、夏目教授らの無償手術を受けた7~11歳の子ども3人が、昭恵さんに花束を手渡した。昭恵さんは、夏目教授らの活動を称賛し、両国の親交が深まることを期待。グエン保健相は、進出企業が多い愛知県の役割の大きさに触れ、経済や医療分野で両国友好の懸け橋になることに期待を込めた。
夏目教授は「ベトナム進出企業の2割は愛知からで、愛知在住ベトナム人も多い。両国友好に草の根交流の役割は大きい」と話す。
(2017年1月19日 中日新聞朝刊県内総合版より)
夏目教授によると、今回はグエン保健相が、日本とベトナムの民間交流の象徴として、治療を通じた絆の深さを昭恵さんに紹介しようと交流会を企画した。
交流会では、夏目教授らの無償手術を受けた7~11歳の子ども3人が、昭恵さんに花束を手渡した。昭恵さんは、夏目教授らの活動を称賛し、両国の親交が深まることを期待。グエン保健相は、進出企業が多い愛知県の役割の大きさに触れ、経済や医療分野で両国友好の懸け橋になることに期待を込めた。
夏目教授は「ベトナム進出企業の2割は愛知からで、愛知在住ベトナム人も多い。両国友好に草の根交流の役割は大きい」と話す。